生産コース 『 生 産 』              
 
「消費者ニーズをとらえた生産・流通」

 「今、売れている商品、これから売れる商品とは何か?」これは、生産分野・流通分野における共通のキーワードとなっています。生産物を最終的に利用するのは消費者であり、花きを単に「生産物」としてではなく、ひとつの「商品」として扱うことの重要性が叫ばれている時代背景を踏まえ、花きの生産と流通に共通する課題である「消費者ニーズへの的確な対応」について特に重点的に学んでいます。園芸店等での花き流通現場視察を通じて、消費者が求めている商品を把握するための手法・考え方を身に付け、さらに、消費者ニーズを分析した上での生産・販売戦略を立て、実際に生産管理・商品企画を行っています。このような、生産・流通におけるマーケティングを意識した実習によって、消費者ニーズに的確に対応できる人材の育成を目標としています。  また、近年、農産物の地産地消システムが注目を集める中、切り花を中心とした花きの周年栽培計画を立案・実行し、近隣の市場・直売所等に実際に出荷することで、「花きにおける地産地消」の実践力を習得可能なプログラムにも取り組んでいます。加えて、栽培環境制御、病害虫防除、植物の生理特性、栄養吸収特性等、植物の栽培に必要な知識・技能の習得だけでなく、年間を通じた栽培ほ場の管理・利用計画を自ら行うことで、生産法人はもちろん、種苗会社・企業の環境緑化事業所等において求められている花き生産現場の総合的マネージメント能力を有する人材の育成も行っています。
 
<授業紹介>
【施設栽培実習】

 「花の地産地消」を念頭に、主に切り花の生産・販売を行っています。消費者のニーズ・栽培特性および収益性を考慮した品目・品種の選定に始まり、播種から定植・採花までの栽培管理、そして市場への出荷、直売所等での販売を通じて、花き生産を行うために必要な技術的・戦略的スキルを身に付けます。

施設栽培実習 【商品開発演習】

 花き流通の現状、消費者のニーズを把握するため、園芸店を視察し、鉢物を中心とした商品の価格・仕立て方法・付加価値の有無等の調査を行っています。調査結果に基づき、消費者ニーズを念頭に置いた花きの年間生産計画を立案します。また、生産計画に沿った栽培実習や現地視察等を通じて、自ら企画・立案・生産を行う商品開発能力を身に付けます。
 
<教員からのひとこと>
生産分野担当

講師 今井田 一夫
講師 前田 宝秀
 生産分野では現在、「母の日の鉢物商品における生産・販売戦略」、「年間を通して地産地消を意識した切り花の生産・販売戦略」の2つのテーマを柱としてゼミを行っています。これらのテーマを通じて、花きの生産技術はもちろん、他のコース・分野との連携により、マーケティングや経営分析、生産した花きの新しい利用法の提案能力といった様々なスキルが得られるよう、国際園芸アカデミーならではのゼミを行っています。さらに、少数濃密指導体制の特徴を生かし、各学生が目指す進路に応じた教育を徹底しています。また、実際の生産現場では、技術・知識だけが求められているわけではありません。生産現場は、様々な人たちとの共同作業によって成り立っており、他人とのコミュニケーション能力も、技術・知識以上に求められます。そこで、テーマに沿った実習を行う過程で、私たち教官を含めたゼミのメンバーとの様々なやり取りを通じて、コミュニケーション能力にも長けた人材の育成を目指しています。だからこそ、生産分野のモットーは・・・・明るく!楽しく!やさしく!そして厳しく!なのです。
 
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