園芸流通概論 学外視察
9月25日 園芸流通概論の学外視察で稲沢に行きました。稲沢市といえば、さいたま市(埼玉県)、久留米市(福岡県)、宝塚市(兵庫県)を加えた日本4大植木産地として有名です。
まずは、地元で生産される植木が集まる井堀植木市場を見学しました。仕入れに来た多くの造園会社のトラックが並ぶ中、様々な樹木を見る事ができました。

様々な樹木を見る学生

バラの畑の様子
次に訪問したのは、黒松の植木を海外に輸出している㈱グリーン・アイを訪問し、同社の圃場で代表取締役の石井社長から、最近のアジアを中心とした輸出状況について説明を受けました。続けて、グリーンアイの黒松が海外で高く評価されている理由について教えていただきました。有機農法を中心とした独自の技術に感銘を受けました。

石井社長から説明を受ける学生
次に訪問したのは、本校の盆栽の非常勤講師の津坂先生のアトリエです。津坂先生から、「盆栽の心」について熱く語っていただきました。

盆栽の心の説明
また、濃尾平野で特に稲沢地区は、先祖を大切にして、お墓や仏壇に花を手向ける風習がある事を教えていただきました。母屋に案内していただき、仏壇に供えてある仏花について説明していただきました。

先祖を大切にする稲沢地区の風習の説明
最後に訪問したのは、バローホームセンター148店舗の中で最大の売り上げを誇るホームセンターバローメガストア稲沢平和店です。
この店舗は切花だけで、年商1億5千万円の実績があり、東海地区で最大の切花販売場です。地元の生産者が持ち寄る直売所方式で運営されています。先祖を大切にして、花を手向ける稲沢地区ならではの結果ともいえますが、鮮度の良い、しかも高品質な花が所狭しと並んでおり、素晴らしい売場でした。
今回の訪問では、お客様の邪魔にならないように、学生を3班に分けて、丁寧に説明していただきました。さらに、園芸以外の売場やホームセンターの仕事の裏側なども解説していただきました。
とても貴重な経験をすることができ、学生のホームセンターに対する理解が深まったと思います。

東海地区最大の切花販売現場

園芸売り場での説明

バックヤードでの説明
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