金融リテラシーと生活設計 授業『キャリアデザインⅠ』
(筆者:佐藤)
12月15日・20日の授業ではお金の基本的な知識と生活設計について、講義とゲームを通して学びました。
今年度からは高校の家庭科授業でも➀家計の構造と管理、➁生涯を通した生活設計や社会保障制度、について学ぶこととされています。
社会構造の変化に伴い、終身雇用や職能給といったこれまでの制度を前提としたリテラシーでは、より良い生活設計や資産形成が難しいという意識が根底にあるのでしょう。
15日の授業では「単利と複利の仕組みを知れば、市民の資産形成に必要なのは金額の多寡よりも時間であることがわかる」など、お金のことは正しく計算して合理的に判断すれば多くの場合過たずに済むことを話しました。
20日の授業では、20代から50代までの一般的なライフステージとライフイベントを考慮した‟ライフプランとマネープランの関係”をゲーム形式で疑似体験しました。職業上のキャリア形成はライフステージやライフプランと無関係ではないことにも学生は気付いたはずです。
働くことを通して物心共に自分の人生を豊かに、そして幸せにする。そのための手段・道具としての『おカネ』のことを、これからも自分の人生を通じて学んで欲しいと願っています。