教員ブログ

盆栽実習

著者:井上守

4月5,6日の両日、盆栽実習が開催されました。

講師の福本先生

盆栽実習は、開校以来、後期の2月開催で行ってきましたが、昨年度、コロナの影響で開催が延期され、5月開催にしたところ、温かい時期なので扱う植物が、今までの松や真柏といった「盆栽の中の盆栽」といったものから、草花など含めた比較的幅広い植物を使用する事ができ、学生に好評でした。

そこで、今年度は入学式が始まる前に4月初旬に集中講義として開催することにしました。

先ずは土づくりから

 

今年の講義で扱う植物は、クロマツの実生苗(大、小、合計20本)、コハマギク(小浜菊) Chrysanthemum yezoense、愛らしさ満点のミニチュアバラの愛実(Rosa ssp)です。
この3種類の植物を長径40cm、短径25cmの鉢の中で、風景を出していきます。それを可能にするのがべニア板で作った特製基盤です。一般に基盤といえば様々な電子部品を固定するものですが、ここでは様々な植物を固定するものです。

風景を作り出すための基盤

盆栽において、針金掛けは植物に風景を出すための重要な作業です。実生の幼苗でも、形を作ると何故か老木に見えてくるから不思議です。

針金を掛けて風景をだしていきます。

 

最後は、作品を福本先生、津坂先生から講評をいただきます。

作品について説明し、講評をいただく学生