Meister Course

花き装飾
コース

その花を語れるフローリストになる

フラワーデザイン・グリーンディスプレイなどの装飾技術や植物管理を学びます。
忙しい現代社会において花と緑の役割は必要不可欠になってきています。美しい花を飾るだけではなく、人々の心を癒せるデザインが益々求められてくるでしょう。
人を癒せることのデザインを生み出すためには、1本1本の花・1鉢1鉢の植物らの特性を知ることから始め、技術の基本を土台に経験を重ねる事が必要でしょう。
基本から実践的な授業で作品制作を繰り返し、想像力、実践力あるフローリストやグリーンコーディネーターの育成を目指しています。

授業紹介

Lecture Introduction

  • フラワーデザイン実習

    生花やアートフラワーなどで基本を学んだ後、季節の商品制作、婚礼や葬儀などの装花制作を繰り返し、実践的な技術を広く習得します。

  • 園芸装飾実習

    寄せ植え、ハンギングバスケット、苔玉などの制作・管理を通し、植物の維持管理方法を学びながら、空間ディスプレイ制作の技術を習得します。

  • ウェディング実習

    ウェディングブーケ、テーブル装花など、クライアントの要望や予算に合わせ結婚式にまつわる花をトータルコーディネートできるように知識と技術を習得します。

学生紹介

Students Introduction

田上 詩乃さん
(マイスター科花き装飾コース2年)

(三重県立明野高等学校出身)

Q

国際園芸アカデミーに入学したきっかけは何ですか?

誰かの特別な時間を彩ることができるフローリストになりたいと思ったからです。国際園芸アカデミーでは様々なシーンの装花を学べるのが魅力的で、ここへの入学を決めました 。

Q

学んで楽しい授業を一科目教えてください。

フラワーデザイン実習です。高校時代は全く装花に触れてこなかったのですが、一つ一つ丁寧に教えていただき、どんどんできるようになっていくのがとても楽しかったです。

Q

当校に入学して良かったことは何ですか?

生徒数が少ないので、先生方に丁寧に教えてもらえるところです。わからない所があってもすぐ質問できるし、細かく見ていただけるので間違えているところの指摘も素早くしていただけます。

Q

学校生活で一番楽しいことは何ですか?

同じ目標を持つ仲間が沢山いることが凄く楽しいし、心の支えになります。教えあったり、励ましあったりできるし、疲れた時はリフレッシュと称して遊びに行ったりします(笑)。

Q

初めての一人暮らしはどうですか?

正直、大変です。授業は沢山あるし、実習ばかりの日もたまにあります。ですが、一人暮らしの生徒は沢山いるので、みんなで支え合いながら楽しく生活しています。

Q

将来の夢(目標)は何ですか?

誰かの特別な時間を彩るフローリストになることです。日常の中に。大切な出会い、別れの時に。人生の節目の時に。そっと寄り添い、彩る花を贈れるようになりたいです。

卒業生紹介

Graduate Students Introduction

田辺 絵梨奈さん
(マイスター科花き装飾コース令和元年度卒業)

株式会社さがみ商事勤務

Q

国際園芸アカデミーに進学した理由は何ですか?

花を通して人に喜ばれる仕事がしたいと思うようになり、高校の先生からすすめられ園芸アカデミーのオープンキャンパスに参加しました。花の栽培から学べ、海外研修などの授業があることに魅力を感じ進学を決めました。初めての一人暮らしは不安でしたが友人もでき少しずつ生活にも慣れることができました。

Q

今どんな仕事をしていますか?

婚礼装花の仕事をして5年目になります。婚礼式場の教会や披露宴会場、ウェディングブーケなどをお客様と打ち合わせをし、要望をお聞きして、デザイン提案・花材決め・発注・制作・納品・撤去を行っています。1年目はゲストテーブル・ 花束制作、2年目から婚礼の担当を持ち、お客様との打ち合わせが出来るようになりました。4年目から園芸アカデミーの後輩中島さんが入社され、後輩指導も行うようになりました。

Q

国際園芸アカデミーで学んだことで、今どのような事が役立っていますか?

全て役立っています。花き装飾の基本から学んだことは大きいです。また、植物の名前や特性を覚えたこともとても役立っています。お客様とウェディング装花の打ち合わせでデザインの提案をさせて頂く時、多くの花の色・形を知っていることで様々な提案ができていると実感しています。

Q

今の目標は何ですか?

制作技術をもっと向上させたいです。最近はインスタグラムなどから、お客様のイメージがはっきりしている傾向なので、出来るだけお客様のイメージに合った婚礼を花で演出できるような提案力もつけていきたいです。

Q

アカデミーで学ぶ後輩に一言。

今考えると2年間はあっという間でした。園芸アカデミーは先生との距離が近いので、教えてくださる方が近くにいるときに沢山の事を学んで欲しいと思います。

TOPIX
第61回技能五輪全国大会(フラワー装飾)
岐阜県代表 マイスター科2年 勝ののはさん・マイスター科2年 森栞菜さん

競技は、ウェディングブーケやリースアレンジメントなど当日発表されるサプライズ競技も含めて4つの課題がありました。練習の成果が発揮された課題、後悔が残った課題、様々ありましたが、2人とも2日間やり切りました。競技の経験を通じて、2人の技術の引き出しが増えたと思います。

卒業生の主な進路

  • 医療法人白水会白川病院(白川町)
  • 株式会社さがみ商事(長野県)
  • 株式会社花の千正園(名古屋市)
  • 株式会社光花(岐阜市)
  • 株式会社天翔苑(岐阜市)
  • 株式会社プーコニュ(名古屋市)
  • 株式会社プラネット(愛知県・豊橋市)
  • 株式会社美咲(名古屋市)
  • 株式会社ローズガーデン(長野県)
  • 株式会社ロマンティア(各務原市)
  • 公益財団法人名古屋市緑の協会(名古屋市)
  • 名古屋園芸株式会社(愛知県・名古屋市)など

教員紹介

Teachers Introduction

花き装飾コースの担当教員は生花店や園芸店での実務経験から、
目標を持たせ自ら考えて動ける人材育成を目指しています。

  • 准教授
    (園芸装飾実習 2級フラワー装飾技能検定対策実習 他)

    吉田 久美子Kumiko Yoshida

    恵泉女学園短期大学園芸生活学科卒業。フラワー装飾技能士。(株)ゴトウ花店、(株)白楽花園本店店長、(株)東光園(現:グリーン・ワイズ)販売部部長などを経て、オーガニック園芸店taproot主宰後現職。生花・鉢物販売や、デパート・ホテル・イベントなどにてグリーンディスプレイを多数手掛けた経験から、装飾全般、店舗経営などの科目を幅広く担当。基礎実践力、即戦力、応用力のあるフローリストの育成を目指している。

  • 准教授
    (フラワーデザイン実習 フラワービジネス演習 他)

    林 誠Makoto Hayashi

    名古屋造形芸術大学デザイン学科卒業。青山フラワーマーケット勤務。店長を経て、本部にて仕入れ責任者として店長育成や店舗運営指導を担当の後、現職。花き装飾コースでは主にフラワーデザイン実習を担当。生花店で培ってきた経験やノウハウを次世代に引き継ぐべく、実践的な指導をしている。

  • 助教
    (フラワーデザイン実習 3級園芸装飾技能検定対策実習 他)

    村瀬 友衣Murase Yui

    岐阜県立国際園芸アカデミーマイスター科修了。岐阜県庁入庁。在学時は花き生産コースに所属し、主に切花の生産及び生産物の利活用について学ぶ。岐阜県農政部農産園芸課で花き行政、恵那農林事務所で農業普及指導を担当後、岐阜県立国際園芸アカデミー教務課を経て現職。
    自身も本学卒業生であることを活かし、学生の心に寄り添いながら質の高い学びが得られるよう支援することを目指す。