ぎふグリーン・ライフ推進員養成講座 ~花壇苗づくり~ 可児会場
二十四節気で「白露(昼夜の寒暖差から朝の草花に露が宿り始める時季を差します)」と言われる9月8日、第2回目のぎふグリーン・ライフ推進員養成講座を開講しました。
突然ですが「苗半作」という言葉はご存じでしょうか?これは、苗の出来によって作柄の半分は決まるという意味を持っているそうです。たかが苗作りと思われるかもしれませんが、苗作りも非常に重要な工程です。今回はそんな「苗作り」をテーマに本校の前田准教授が講師を務めました。
初めに、前田准教授からアカデミーの概要や、花き生産コースの取り組みについて紹介がありました。マイクロ寄せ植えは小さい花がとても可愛らしく、変化咲きの朝顔は葉も花も特徴的で、いつもの朝顔とはまた違った魅力がありますね。
紹介が終わった所で講座の本題に入ります。前半は発芽に必要な環境条件や種蒔きの方法、種蒔きに適した土について等の解説です。「ただ種を蒔く」のではなく、「種を蒔く為の条件を整えてから蒔く」事が重要です。
講義の後は種蒔きの実習を行い、どのように蒔くと良いか実際に体験しました。皆さんは非常に真剣な眼差しで小さな種をこぼさないよう注意しながら種蒔きを行っていました。
苗作りで重要なのは「種蒔き」だけではありません。後半は「ポット上げ」についての解説です。土だけでなく、適期の見極めや根を傷めないように植える等、注目するポイントが多くあります。こちらも講義後は実際にポット上げの実習を行い、どのような植え方が良いか体験しました。細い茎を折ることが無いように注意してポット上げができました。今回の実習で使用したポットは「生分解性ポット」と言い、自然に還る為ポットに入った状態でそのまま植えられるそうです。
最後に今後の管理方法について解説がありました。実習で種を蒔いたセルトレイとポット上げをしたポットは、持ち帰って大切に育てていただきます!今回のパンジー、ダイアンサス、ストックは何色の花が咲くか分からないサプライズ方式で楽しみですね!!愛情を込めたお世話で、ぜひ立派な花を咲かせてあげてください✨