あけましておめでとうございます。
皆様には、健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年は、教員のスケジュール管理、積極的なプレスリリース、ホームページの積極的な活用、学校訪問や企業訪問の拡大、学生の成果への顕彰、関係団体との連携強化など些細な取り組みについては進めてきており、長年あたり前のように行ってきた事にも新たな風を吹き込みながら教職員の意識改革を進めてまいりました。
しかし、将来に向けて産業界のニーズや県民の期待に応えていく本学の持続性が図られるためには、現状において問題や課題をなお多く抱えている状態を改革していく努力を一歩一歩確実に進めなければならないと考えております。
さて、今年は「平成」に次ぐ新たな時代の幕開けとなります。それぞれがどのような感覚をもって移り変わる時代を受け止めていくのでしょうか。
昭和生まれの人間が明治・大正生まれの人たちを古い人間だと思ったように、これからはそう思われるのですから、より一層新しい感覚を身に付けて、前例や固定観念に囚われることなく何事にも挑んでいきたいと思います。
園芸・造園緑化においては、土を作り、種を播き、水や肥料をやることによって、花が咲き緑も育ち、その花や緑を使って人々に感動を与える技術を施し、求められるニーズに対応できる製品や施設に整えていきます。土も種も水も肥料もそれだけでは、資源のままです。資源を資産に換えていくために必要なデザインワークともいうべき能力、技能、技術を身に付けて磨いていくことが求められています。
そんな地道なことが出来る社会人になっていく学生を育てていくことが、私どもが果たすべき責務であると考えており、教職員一丸となって運営に取り組んでまいりますので、これまでにも増してのご理解とご支援をお願いいたします。
今年一年の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
平成31年1月4日
岐阜県立国際園芸アカデミー 学長 今西 良共