花き生産流通実習Ⅱ(切り花)
1月17日は、アカデミー4号温室において、年度末および年度始め出荷用のニゲラとモルセラの定植を行いました。ニゲラは、キンポウゲ科の植物で、耐寒性秋まき一年草です。別名は、クロタネソウです。結実後に風船状にふくらむ果実が特徴で、ドライフラワーなどに使われます。一方、モルセラはシソ科の植物で、半耐寒性春まき一年草です。別名は、カイガラサルビアです。春まきの植物なので、秋にまくと発芽率が悪くなるため、多めに種子をまき、苗を確保します。モルセラは、葉のわきに3~5 ㎝の貝殻のようなガクが6~8個、茎を囲むように何段も着き、40~50 ㎝の花穂(かすい)になり、ミントのような香りがします。ぜひ、両植物とも検索してみてください。また、両植物とも長日植物であることから、短日期であるこの時期は、電照を行います。定植後は、フラワーネットの設置を行いました。1年生のみなさん、定植もフラワーネット設置も何度も実習で行ってきました。時間内に終われるようにお願いします。
ニゲラおよびモルセラの定植の様子
定植後は、フラワーネットの設置を行いました