教員ブログ

人々の生活に根ざした“草木にちなんだ諺”(園芸文化演習)

先月下旬に行った京都研修に続き、私たちの日常生活と園芸のかかわりを学ぶ授業『園芸文化演習』の締め括りとして、放送作家の渡辺雅子先生に講義をしていただきました。

授業テーマを「諺(ことわざ)・植物編」として、古より言い伝わる植物を題材にした諺を学びました。

 

「桃栗三年柿八年」:何事かを為すにはそれ相応の歳月がかかる、という意。

 

「蓼食う虫も好き好き」:人の好みは千差万別、という意。

 

イマドキの若い人たちには、このような古くから伝わる諺の意味や語源・由来を学ぶのは新鮮なことだったと思います。

卒業した後に園芸・造園を職業とする学生の皆さんには、その仕事の“文化的な背景”を知った上で、自分たちも園芸文化の担い手だという誇りを持って働いて欲しいと願っています。

 

植物にかんする様々な諺を学んでいます

『秋茄子は嫁に食わすな』などという諺も・・・。