教員ブログ

ギャルリ百草の視察

著者:相田

7月8日、2年生の造園緑化コースの学生が卒業研究・卒業制作Ⅰの学外視察でギャルリ百草(岐阜県多治見市)を視察しました。ここは全国的に名の知られたギャラリーです。この庭園の設計者である非常勤講師の鈴木奈津子さんによる今回の授業では、作品制作の際に考えていること、本作品の設計についてお話して頂きました。まずは建築家の中村好文さんの設計による喫茶店にて講義がありました。鈴木奈津子さんは彫刻を学んだ後、7年半、名古屋で活躍されている景観設計室タブラ・ラサの岡田憲久さんのところに勤務されています。当然、「師匠」の影響を受けていると思いますが、造園を学んだ岡田さんの方が造形的な石を使った作風、彫刻を学んだ鈴木さんの方が無作為で自然に見える庭を造っているということに興味を持ちました。「ニハ」「にわ」「庭」のうち、鈴木さんが造るのは、暮らしの中にある「にわ」。ギャラリーのオーナーである安藤雅信さんの陶芸作品である「生活工芸」と鈴木さんの造園作品が共鳴しているように感じました。

ギャルリ百草(岐阜県多治見市)の入り口。駐車場への道は中央に雨水を排水。歩道はジャワ鉄平石の小端積み。

ギャルリ百草(岐阜県多治見市)の入り口。駐車場への道は中央に雨水を排水。歩道はジャワ鉄平石の小端積み。

入口歩道の舗装は三和土だったものを、近年土系舗装にした。色タイルはここの陶芸工房ででたテストピース。

入口歩道の舗装は三和土だったものを、近年土系舗装にした。色タイルはここの陶芸工房ででたテストピース。

現地での説明

現地での説明

120年前の古民家に合う落ちついた庭。

120年前の古民家に合う落ちついた庭。

駐車場からのアプローチ。「市中の山居」への道。

駐車場からのアプローチ。「市中の山居」への道。

視察が終わり質疑応答

視察が終わり質疑応答