海外視察研修 事前研修1
4月13日 海外視察研修の授業の一環で、事前研修として園芸分野において、日本とは大きく違う欧州の環境や文化について学びました。
欧州は日本に比べて、氷河期が明けるのが遅かった事や海流の影響もあり、植物の種類が圧倒的に少ないのです。
そこで、16世紀から18世紀にかけて、植物の種類が豊富なアフリカ、アジアから、欧州に様々な植物を持ち込みました。欧州に植物を持ち込んだ人々をプラントハンターと呼ぶのですが、今回は日本の植物を欧州に持ち込んだプラントハンターを中心に学びました。
日本のカエデやアジサイだけでなくヤツデ、アオキ、ギボウシなどが、欧州に持ち込まれ、人気になった事例を紹介しました。
また、文化生活面では欧州では日本とは違い、水と安全は無料ではない事も学びました。
欧州では一般に水道水は飲まず、飲料水はミネラルウォーターを購入します。
日本でもミネラルウォーターは販売されていますが、軟水といって、カルシウムの濃度が低い水です。
欧州のミネラルウォーターはカルシウムの濃度が高い硬水が主流です。
硬水に慣れていない人は、硬水を飲むと急に腸が動き出す事もあります。そこで、今回は最も硬度が高いコントレックスを試飲してみました。
幸いトイレに駆け込む学生は無く、日本のミネラルウォーターとの違いを体験していました。