教員ブログ

新年度の始まり(授業『キャリアデザインⅡ』)

(筆者:佐藤)

新しい年度初の『キャリアデザインⅡ』授業の今回、毎年恒例の「経済的自立」を授業で取り上げました。

内容は「自分ひとり暮らしの生活をする時に必要な生活費と、稼がなければならない給料の額を知る」ための机上演習です。

総務省が出している「家計調査」データを基にした費用項目を学ばせ、実際にどのくらいの額が必要なのかという「平均的な額(相場)」も学ばせます。

職業人としての人間的成長、生活者としての経済的自立という両方の側面から『キャリア』というものを他の教員と協力して学生に考えさせています。

家計調査の最新データでは、34歳以下勤労単身世帯の平均的消費支出額は男女ともに16万円弱、これに預貯金や税・社会保険料を加味して考慮すると給料はいくら稼げば・・・?

仕事の「やりがい」と生活の「うるおい」を両立させるための就職活動を頑張って欲しいと願っていますし、全力でサポートして行きます。

求人票の「賃金」欄の金額の意味を正しく把握するためにも、自分の経済的自立に必要な「額」を知ることはとても重要です。生きることを真正面から考える時、お金という要素は避けて通れない関門のようなものだと思います。