教員ブログ

給料について知る・学ぶ(授業『キャリアデザインⅡ』)

著者:佐藤

11日の授業では『給料』のことについて授業をしました。

卒業後に働き始めると、学生時代のアルバイト代とは額の大きさが全く違うお金を受け取ります。受け取った金額を見て「おお、やったぁ」と喜ぶだけでなく➀自分はどれだけ働いて、➁それに対していくら支払われて、➂さらにそこから何がいくら差し引かれているのか、こうした計算の仕組みを知り、理解することを通して私たちは給料の大切さや価値を実感します。

給料を受け取る際には『給与明細書』と称される書類も会社から受け取ります。この明細に前述の➀どれだけ働いて、➁いくら支払われて、➂いくら差し引かれて、がはっきりと数字で記されています。➀は勤怠、➁は支給、➂は控除、と称される項目です。会社ごとに様式は違っていても記載される内容は同一ですから、仕組みを学び正しく理解すれば、見た目は違っていても内容を正確に把握できます。

お金について学ぶことを支援する金融教育について、金融広報中央委員会は「お金や金融の様々な働きを理解し、それを通じて自分の暮らしや社会の在り方について深く考え、自分の生き方や価値観を磨きながら、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて、主体的に判断し行動できる態度を養う教育である。」と記しています。自らが受け取る給料のことを学び理解することを通して、これからの働き方や生き方について主体的に判断・行動できる人になって貰いたいと強く願っています。

給与の支給方法(従業員の立場では受け取り方)は法律で明確に決められています。

何気なく見ているかも知れない給与明細、実は「自分の労働の対価」の詳細が数字で表されている大切な情報源であることを学びます。