労働法を学ぼう③(授業リポート『キャリアデザインⅡ』)
6月8日の授業では、岐阜市で弁護士としてご活躍されている伊藤健文先生をお招きし、「働くこと」と法律をテーマにご講義いただきました。
近年、「働くこと」に関する相談は非常に多く、総合労働相談件数は日本全体で年間120万1,881件に上り、5年連続で120万件を超える高水準で推移しています(厚生労働省『令和6年度個別労働紛争解決制度の施行状況』より)。労働環境を取り巻く課題が複雑化・多様化するなか、社会に出る前の学生たちが正しい知識を身につけることの重要性はますます高まっています。
講義では、伊藤先生が実際に担当された事案をもとにしたケーススタディを通して、労働法の基礎知識や権利意識について学びました。また、近年社会的関心が高まる各種ハラスメントについても、具体的な事例やチェックリストを用いながら理解を深めるなど、実践的かつ専門性の高い内容となりました。
時に笑いを交えながらも、事の本質を問いかける伊藤先生の講義は終始学生たちを引き込み、アンケートでは受講した学生全員が授業内容に「非常に満足した」と回答しました。専門的な内容を分かりやすく伝えながら、学生自らが考え、学びを深められる授業であったと思います。
本校では今年度の重点目標の一つとしてハラスメント教育の充実を掲げています。今回の講義は、単なる知識の習得にとどまらず、社会人として必要な法的リテラシーや他者を尊重する姿勢について考える貴重な機会となりました。
変化の激しい時代だからこそ、本校では第一線で活躍する専門家による質の高い学びを通じて、学生一人ひとりが社会を正しく理解し、自信を持って未来へ踏み出せる力を育んでいます。今回の講義もまた、「誰もがいきいきと、働きがいを持って活躍できる社会」の実現を担う若者でもある学生にとって大変意義深い学びの機会となりました。



