実務者向け講座
寄せ植え華道 正師範講座
寄せ植え華道協会では、花づくりや花かざりの技術を学びたい方を対象とした講座を開催しており、その中の「正師範講座」を、本校の吉田准教授が担当しました。
この講座は、海外(イギリス)の花の歴史を学ぶ「座学」、アレンジメント技法を習得する「実技」からなる講座です。
講座を受講される皆さんは、普段から寄せ植えや花飾り、生け花などの花に親しまれていらっしゃいます。既に高い知識や技術を持っていらっしゃいますが、今回は更なるスキルアップを目指した内容となっています。
まず、午前中はイギリスの歴史に、花き装飾の歴史を重ねて解説を行います。
宗教や戦争といった時代背景、周辺の国々との関係、その時代の国王や女王の「花」の嗜好・・・
「花」という視点からのタイムトリップを終えると、現代の花き装飾にイギリスの歴史が大きく影響を与えていることがわかります。
受講された方から、「花だけで文化を語る!目からウロコでしたし楽しかった。」というコメントをいただきました。
午後からは、アレンジメントの応用技法を学びます。
アレンジメント技法にも様々ありますが、「基礎を活かしつつ、通常の型にははまならない、応用型」が今回のテーマ。
講師を務めた吉田先生がポイントを説明しながらデモンストレーションを行い、実技に入ります。
皆さんは、レクチャーされたポイントを確認しながら、何度も制作を行い、技術の定着を図っていました。
なお、今回のアレンジメント技法を、以前の授業で習った本校学生もアシスタントで参加し、受講された皆さんのお手伝いをさせていただきました。
学生にとっても、皆さんと一緒に再び学ぶことができ、得るものの多い機会となったようです。
受講された皆さま、長時間お疲れ様でした。