実務者向け講座
寄せ植え華道 講座 上級講座
今回は、(一社)寄せ植え華道協会が会員向けに行う講座の一つである「上級講座」の講師を、本校教員が担当させていただきました。
午前は、臼田教授が「培養土の特性と上手な使い方」というテーマで、土が持つ役割や特性、肥料の成分や特徴などについて講義を行いました。
皆さんが普段作られている寄せ植えの場合、植物は鉢の中の限られた量の土で生育します。
そのため、花壇や畑とは、土づくりも肥料のやり方も、考え方のポイントが異なるのだと説明しました。
土や肥料の種類の説明の際には、これまでに肥料が原因で起こった環境汚染問題や、今後起こるであろう資源枯渇についても言及し、受講者の方からは「専門的な知識が学べた」「深い話が聞けてとても面白かった」といった感想をいただきました。
午後は、吉田准教授が「色彩」についての講座を行いました。
まずは色彩の基本知識について、配色カードや色鉛筆を使用しながら学んでいただきます。
その後、学んだ知識を使って「同系色」と「反対色」を意識した花束を1つずつ制作していただきました。
ラッピングペーパーやリボンは花束の印象を大きく左右します。
悩みぬいてラッピングまで完成させた花束、とても素敵な仕上がりになりましたね!
今回の講座が、今後の皆さんの作品に良い影響を与えてくれることを期待しています✨