開催結果レポート

Seminar Report

専門講座(一般向け講座)

“花”で知る、あなたの知らない世界 ~ようこそ!オランダへの”花”旅へ~

8月3日、今年度の専門(一般向け)講座では唯一となる講義型の講座「“花”で知る、あなたの知らない世界」を、会場とオンラインを併用する形で開催しました。

今回の講師は、花き装飾コースの吉田准教授が担当しました。

 

まずはオランダの地理的な特徴や国民性、宗教や歴史の概要について解説しました。

その後、絵画をもとに、さらに歴史を深堀りしていきます。

14世紀には宗教の関係で絵画の描き方にも厳格なルールがあり、そこに描かれる花にも意味が込められていることを説明しました。

その後、時代が進むにつれ、絵画の描き方に自由度が増していきます。

絵画に出てきたデルフト焼きの花瓶の実物を見ながら、当時の花飾りの特徴や、現代のフラワーアレンジメントのデザインへの繋がりについて説明しました。

また、使用されている花材や花瓶から、オランダの花き産業や外交の発展についても読み取れるのだと解説しました。

 

 

 

 

 

現代の花き産業についての説明では、

世界でも最大規模の花き市場であるアルスメール花市場の取扱量や取扱額が日本とは比べ物にならないほど多いことや、

町の花屋さんではチューリップ1束50本が1,300円程度という安さで買えたという講師の体験談に、皆さん驚かれているようでした。

 

最後に、オランダとオレンジの繋がりについて解説。

街中がオレンジ一色に彩られた写真は、皆さんも衝撃的だったのではないでしょうか。

 

さて、“花”という視点から絵画を読み解き、歴史を探る「オランダへの“花”旅」、楽しんでいただけましたでしょうか。

絵画を見る際は、今日の講座を思い出していただけたら幸いです🌸

 

 

 

 

 

 

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