新年あけましておめでとうございます。
皆様には、健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年は、新型コロナ禍の影響で、入学式も6月1日にようやく開催となるなどすべての面において日程が思うようにならず、度重なるカリキュラムも再編成が余儀なくされました。
学生の皆さんには、海外視察研修が中止になるなど魅力ある授業もはかない夢となってしまいましたが、代替えの国内視察研修による再発見があったものと思います。教員は、ICT環境が整っていない中で不慣れな遠隔授業にも挑み、学生の学習機会をなくさないよう、工夫と努力を重ねました。
また、新たな国際園芸アカデミーを目指し、教育方針や基本コンセプト等あるべき姿について協議し、基本構想を策定することを目的として設置された「国際園芸アカデミー有識者会議」においては、12月に一定のとりまとめがなされたところです。
将来に向けて産業界のニーズや県民の期待に応えていく本学の持続性が図られるためには、現状において問題や課題をなお多く抱えている状態を教職員自らが改革していく努力を一歩一歩確実に進めなければならないと考えております。
本年は、5か年の国際園芸アカデミー運営計画(R2年度~R6年度)に基づき、課題に対する具体的な対応をスピード感をもって進めてまいります。
混とんとした世の中で生きていくためにも、学生には将来の夢を持って自分で切り開いていってほしいと願っています。人を「幸せにするチカラ」をもっている花や緑に関わる社会人になっていく学生を育てていくことが、私どもの果たすべき責務であると考えております。
教職員一丸となって学校運営に取り組んでまいりますので、これまでにも増してのご理解とご支援をお願いいたします。
今年一年の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
令和3年1月4日
岐阜県立国際園芸アカデミー 学長 今西 良共