教員ブログ

「造園学概論」学外視察

今年度は「造園学概論」の学外視察を、平成29年9月26日に行いました。はじめに訪問した鎌倉時代の庭園である虎渓山永保寺は、いつ行っても清潔感のある印象。学校から近いのに、ほとんどの学生は初訪問とのこと。視察の必要性を再認識しました。

次に多治見駅北口の虎渓用水広場を訪問し、市役所担当者の説明を受けました。この広場はオンサイト計画設計事務所の設計(「造園修景」、No.132、2017年3月を参照)。オンサイトは星野リゾートのランドスケープを多く手がけている設計事務所で、この作品も現代的で良質なデザインです。

場所を名古屋に移し、名城公園を視察。本年度4月に営業を開始した公園複合施設である名城公園tonarino(トナリノ)を中心に施設視察をおこないました。レストラン、カフェ、コンビニをはじめ、スポーツショップ、園内をジョギングする方用のシャワー室、スポーツマッサージといった施設は、都市公園の中にはなかなかない施設です。

最後に千種文化小劇場の壁面緑化を視察しました。竣工から10年ほど経つと思うのですが、枯れもなく、特殊緑化の成功事例のひとつだと思います。

各視察先で学生は熱心にメモを取っていました。

虎渓山永保寺

虎渓山永保寺

虎渓用水広場の水は永保寺近くの土岐川から取水

虎渓用水広場の水は永保寺近くの土岐川から取水

名城公園tonarino(トナリノ)

名城公園tonarino(トナリノ)

名城公園tonarino(トナリノ)を視察する学生

名城公園tonarino(トナリノ)を視察する学生