教員ブログ

上級マイスター科卒業生の田中修一さん来校

開学16年目に入ったアカデミーの卒業生は300名を数えます。
その卒業生のひとり、上級マイスター科1期生の田中修一さんが来校されました。所用のため帰国されていて、わざわざ顔を見せに立ち寄ってくれました。

 

田中さんは現在中国で働いていらっしゃいます。中国の富裕層の間では日本庭園がブームとなっていて、日本人でありかつ庭造りの経験豊かな田中さんのような存在は“引っ張りだこ”のようです。

今年2月に行ったアカデミー成果報告会では、彼の中国での仕事ぶりを録音した音声とスライドを使ってプレゼンテーションを行い、参加者の方から好評をいただきました。

 

日本とは仕事の進め方も随分違うようで苦労も多々あるのでしょうが、近い将来に中国で起業するという目標に向けそうしたあれやこれやを「楽しめる」ような心持ちで日々の仕事に取り組んでいるとのことです。

 

時代の要請もあり教育効果に即効性を求める声は巷間大きいですけれども、田中さんが本学を卒業してから今日まで10年を越える年月が過ぎています。牛歩の如くゆっくりした、しかしながら確かな歩みの証でもある、田中さんをはじめとした多くの卒業生という『人材の種』があちこちで芽吹き、生長し、花を咲かせています。

 

卒業生の田中修一さんです

卒業生の田中修一さん(写真右)、同僚の蔡嘉佳さん(写真左)