教員ブログ

商品動向リサーチ 始まる!

今年も商品動向リサーチⅠがスタートしました。

この授業は園芸に少しなれた1年後期からスタートして、2年の前期まで約1年かけて、季節ごとの流通品目を学びます。
わが国において、年間に流通する園芸品目は属名レベルで1500品目にも及ぶとされています。学生はこの膨大な園芸品目の中から、流通量(金額ベース)の多い順から学習していきます。
学生たちには秋冬時期の流通量第1位のファレノプシス (ラン科 学名:Phalaenopsis) から196位のレウイシア( スベリヒユ科 学名:Magnolia grandiflora) までが記載されたリストが渡され、中部地方では最大級の品揃えがある日本ライン花木センターで商品を探し、写真を撮影します。この第1位から196位までの品目を覚えると、金額ベースでは店頭に並ぶ商品の75%以上の商品をカバーできる事になります。
2年の前期の商品動向リサーチⅡでは同様に春夏時期の第200位までのリストが渡され、学習していきます。
こうして1年かけて約上位300品目を学習すると、金額ベースで85%以上の商品をカバーすることができ、就職先で即戦力として活躍できます。

リストを片手に商品を探す学生

リストを片手に商品を探す学生

 

 

学生はグループで広い店内を歩き回り、宝探しのように植物を探し、撮影します。10月28日の実習では196品目のリストのうち、70品目以上撮影できたグループもありました。どの学生もとても意欲的に取組んでいました。さらに、この日は上田学長も同行して頂き、現物を前にした即席のガーデントークも始まりました。
撮影した植物は学校の図書館で図鑑などをみて正式名称、学名、原産地、管理方法などを調べ、オリジナルのデータベースを作成していきます。

上田学長が樹木の解説をしています。

上田学長が樹木の解説をしています。