教員ブログ

変化朝顔が咲きました

2年生の「基礎育種学」で栽培している変化アサガオが咲き始めました。
変化朝顔とは、変わり咲き朝顔とも呼ばれ、江戸時代後期に盛んに作出された朝顔のことです。武士から庶民までがいそしんだこの流行で、それまでの丸咲きの原種に近い品種から、葉や花が非常に珍しい形が選抜され、さらに花の色の組み合わせで珍品、奇品が生まれることとなりました。その後、一時下火になりますが、明治~昭和初期へと続いた系統があり、そうしたものを現在も見ることができます。

写真は「采咲」と呼ばれる系統の変化朝顔です。花弁が切れ込んでナデシコのような花を咲かせています。花だけでなく、葉も普通の朝顔と比べて細長い形になっています。この他にも「獅子咲き」と呼ばれる系統の変化朝顔も栽培していますが、まだ開花していません。開花したら教員ブログでご報告します。

采咲き朝顔

采咲き朝顔

采咲き朝顔の花

采咲き朝顔の花