教員ブログ

鉢物研究会に参加してきました

10月4日、5日に、日本花き生産協会鉢物部会主催の鉢物研究会に出席してきました。

長崎県諫早市で開催された研究会には、全国から鉢物生産者・市場関係者などが集まり、鉢物生産の現状・問題点と今後のあり方などについて活発な討論が行われました。

 

鉢物研究会会場

研究会二日目は、長崎県の生産者視察です。最初の訪問先は、諫早市の本田花園さん。本田花園さんは、多品目(約20品目)の周年栽培が特徴です。そして、実際に生産を始める前に販売先・販売単価を決めている品目が多いということで、生産技術の高さが伺えます。

本田花園さんの温室

温室内には、ポインセチアやシクラメン、ポットマム、チョコレートコスモスなど、様々な品目が育っています。

本田花園さん。ポインセチアやシクラメン

続いて訪ねたのは、長崎市の三浦園芸さんです。秋・冬のシクラメンと、春のアジサイに特化した生産を行っています。シクラメンの季節には、カフェや雑貨店なども温室の周りに出店した「シクラメンマルシェ」という直売イベントも開催しているそうです。詳しくは、「三浦園芸 長崎 イケメン」で検索してみて下さい(笑)

三浦園芸さん温室

今の時期は、シクラメンの5号鉢・6号鉢で温室がいっぱいでした。ツボミも膨らみはじめていて、開花間近です!!

三浦園芸さんのシクラメン

最後に訪問したのは、大村市の「エコグリーンヒガシ」さんです。30品目以上の観葉植物を生産しており、インターネット販売や農場での直接販売などを取り入れて、売り方をかなり工夫されていました。

エコグリーンヒガシさん温室

温室内には、観葉植物の寄せ植えも展示してあります。

エコグリーンヒガシさんの展示物

大鉢から吊り鉢まで、多種多様な観葉植物を生産していました。農場での直接販売も行っているということで、温室内はとてもきれいに整理してあります。アカデミーの温室も見習わなくては・・・。

エゴグリーンヒガシさん温室内

長崎県でも、たくさんの元気な生産者がいろいろなアイデアを活かして花と緑の業界を盛り上げてくれていました!!今回視察した生産者は、どこも商品の品質が高いだけでなく「売り方」を工夫されており、いいものを作るだけではダメな時代になったのを肌で感じました。