教員ブログ

雑花園文庫

1月14日、門松を卒論のテーマにした学生を引率して、名古屋園芸(名古屋市東区)の雑花園文庫(一般非公開)を訪問しました。
この文庫は園芸関係のありとあらゆる資料を本校の客員教授である名古屋園芸のご隠居が長い年月をかけて収集したものです。このありとあらゆるが、一言では言い得ないほどの凄さです。園芸文化の古典的資料はもちろんのこと、終戦直後のお花屋さんの新聞の折り込みチラシまで、園芸ビジネスの変遷ということでは、ここほど、資料が揃っているところはありません。

雑花園文庫に入る

雑花園文庫に入る

 

小笠原先生から説明していただきました。

小笠原先生から説明していただきました。

 

図鑑に載っている現物があります

図鑑に載っている現物があります

 

江戸時代の大名屋敷の門松

江戸名所図会の江戸時代の大名屋敷の門松

 

江戸名所図会では、江戸時代の様子が生き生きと描かれています。この頃の門松は現代のように太い立派な竹を斜めに切ったもの(ソギ)でなく、笹を使っていました。

江戸時代 尾張本町(現在の名古屋市中区丸の内)あたりの新年の門松

江戸時代 尾張本町(現在の名古屋市中区丸の内)あたりの新年の門松

 

 

尾張名所図会では名古屋のお城のあたりの風景が描かれてました。多くの人で賑わう江戸時代の園芸人気がよくわります。

学生にとってはこういった生の資料に触れ、小笠原先生をから直接話を伺う機会は非常に貴重なもだったと思います。