前期授業の花修景実習Ⅰの花遊庭（愛知県豊田市）見学ですが、コロナの影響で10月13日（水）に延期となりました。見学前の野帳（その日の実習内容について記入するメモ帳）に「花遊庭への見学が楽しみ」と書くほど学生は待ち遠しかったようです。NHK趣味の園芸でおなじみの、本学非常勤講師である天野麻里絵さんがヘッドガーデナーを務める花遊庭でありますが、今日はこの花遊庭を持つ豊田ガーデンの天野勝美社長自らご説明頂きました。今回、印象に残ったお話を紹介します。花遊庭は有料庭園であり、ゲストハウス（レストラン）利用者の庭ですが、「実験園」でもあるとのこと。天野さん曰く「私たちはどの造園会社や園芸店よりもたくさんの植木や草花を枯らしています」。施主の庭に植える前に、ここで植栽し、生育状態を確認している、というのです。このような「実験」の積み重ねが、庭園文化の向上に寄与するのではないでしょうか。

天野勝美社長からの説明を受ける学生

園内にて説明を受ける学生

イギリスの庭よりイギリスの庭らしい

雨上がりは日本庭園の石が美しい