学長室から

学外での活動~緑に関する技術的指導(関市)~

著者:imanishi

11月21日、依頼を受けていた桜並木の保全について現地視察を行いアドバイスをさせていただきました。

関市と本学は連携・協力の協定を締結しており、その内容の中には環境の保全や景観まちづくり及び地域文化の振興などがあります。

「寺尾ヶ原千本桜公園」は、いわゆる都市公園ではなく関市武芸川町の北部、寺尾峠と寺尾地域を結ぶ県道沿いにある桜の名所であり、全長2km1000本を誇る桜並木を含むこの一帯は県立自然公園にも指定されています。しかし老木・衰弱木が多く、病害も多数発生しており今後の対応が課題となっています。

この桜の名所を上位計画に位置付けて方針を明確にすること、現状把握を十分に行う必要があること、土地所有や財産と管理区分を明確にすること、歴史的経緯を整理すること、再生指針なり保全管理計画を策定すること、そのために行政や地元住民•有識者等が意見を交わすことなどアドバイスをさせてもらいました。

併せて、市長にはかねてからお願いしている「奨学金制度の創設」について要望書を出させていただきました。本学に在籍する関市在住の若者に対する人材育成の支援をお願いするものです。