
大島造園土木株式会社
伊藤朝陽さん
就職先 | 大島造園土木株式会社 |
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卒業学科 | マイスター科造園緑化コース 令和4年度卒業 |


国際園芸アカデミーに進学した理由と学んだこと
高校は工業系で、同級生のほとんどは製造業に就職します。高校3年生の時、ずっと製造業で仕事するのは少し違うなと感じ、もともと緑が好きで、棚田といった里山の風景に安らぎを感じるため、緑に関わる仕事をしたい、と思ったのが国際園芸アカデミーを進学した理由です。
農業高校出身でなく、花と緑について何も知らない私にとって、アカデミーのカリキュラムは実践的で、技術を身につけるのに良いと感じました。
花と緑について何も知らなかった私にとって、1年生前期では、花き生産、花き装飾、造園緑化の3分野について基礎的な知識を学ぶカリキュラムが非常に良かったです。花と緑についての全体をひと通り理解することができました。肥料、土壌、植物管理(夏の潅水は朝やる)など、その後の学びの土台(基礎)ができました。
また、在学中には造園技能士(3級)、2級造園施工管理技士(学科試験)、小型車両系建設機械、刈払機取扱作業者の資格を取得しました。対策授業もあることから、これらすべて合格することができました。

現在の仕事内容と今後の目標
名古屋市内にある本社は、官公庁や高速道路会社、民間会社などの計画・設計、施工管理が中心です。私が勤務する豊田支店は民間の施工管理や個人庭のエクステリアが中心で、主に監督業をしています。といっても、まだ2年目ですので、先輩社員に教わりながら見積りや現場の監督をしています。仕事内容としては工場の芝生管理が多いのですが、実際に自分が芝生を刈るのではなく、監督業として仕事をし易くするための段取りをする仕事をしています。
仕事の流れを覚え、早くひとり立ちできればと思っています。新人研修として3か月間、座学と実習をおこないましたが、まだまだ造園についての知識が足りません。樹木の剪定時期や管理にかかる時間など見積もりに必要な知識は様々です。樹木医を持つ社員の話を聞くなどして、知識を深めていきたいです。

後輩へのメッセージ
国際園芸アカデミーで学んだすべてのことが今の仕事に生きているので、今は花と緑の知識や技術をできる限り身につけると良いと思います。専攻した造園緑化コースの授業だけでなく、その他の分野の授業ももっと学んでおけば、仕事に活かすことができると思います。
インターンシップも重要で、造園の中での業種や企業研究をして、就職につなげて欲しいです。