教員ブログ

「造園施工・管理実習Ⅰ」学外実習

造園施工・管理実習Ⅰ(マイスター科1年)の授業で坂折棚田、銀の森、平成記念公園「日本昭和村」を訪問しました。坂折棚田は日本の棚田百選にも認定されており、当日も名古屋から「田植え体験」の観光客の訪問がありました。さて、実習ですが、田口譲NPO法人恵那市坂折棚田保存会長から、坂折棚田について説明がありました。その後、学生はさまざまな石の積み方の展示をしている「石積みモデル」を見学しました。棚田の石積みは造園のそれと同じように布積み、谷積み、乱積みが実際に積んであり、不安定な石積みの一例で、通常は施工しない「八つ巻き」の石積みも見ることができました。最後に環境教育の視点から棚田の生態系について説明し、田植えを行いました。

「銀の森」は「食」をテーマにした商業施設で、庭園の中に料亭、和菓子店、洋食レストラン、洋菓子店、売店などさまざまな施設があります。この庭園の設計は東京の造園家である山田茂雄先生によるもの。ひとつの庭園に和と洋の施設があることから、その区切りを上手くしている計画がすばらしかったです。

平成記念公園「昭和村」では、まず、正門の小植栽地を設計課題とするため、その現地調査を学生がおこないました。その後、園内を見学、また、国際園芸アカデミーのサークル「お庭クラブ」が協力した現代アート作品「キノコのスツール」を観覧するなどしました。

学生にとって盛りだくさんの1日かけた授業だったと思います。

坂折棚田での棚田ビオトープづくり

坂折棚田での棚田ビオトープづくり

ビオトープにいたトノサマガエル

ビオトープにいたトノサマガエル

平成記念公園「昭和村」小植栽地現地調査

平成記念公園「昭和村」小植栽地現地調査