教員ブログ

インターシップ 状況視察

著者:井上 守

11月7日、今日から1年生のインターンシップⅠが始まります。

山梨県甲州市にある向山蘭園に研修している学生の様子を視察するために同社を訪問しました。

同社は56年の歴史があり、シンビジウムの育種、苗の生産では国内トップで世界的にも有名な会社です。

シンビジウムの苗の説明をうける学生

シンビジウムの苗は組織培養の技術により、飛躍的に生産数が増えました。しかし、逆に増えすぎたために単価が下がり、生産する農家数も減少の一途を辿っています。
そのような状況において同社はマーケットを世界に広げ、同社の培養技術を生かし世界て通用する品種の育成に取り組んでいます。

培養無菌室で説明を受ける学生

交配してできた2000種のランのうち、商品として残るのは2,3品種だそうです。そして、その期間は10年はかかるそうで、同社は常に10年後はどうなっているかを考えて育種方針を立てるそうです。

生産温室では様々な品種が生産されていました。この中から、数年後世界デビューする品種が登場すると思うとワクワクしてきました。

生産温室の様子