教員ブログ

園芸福祉全国大会について

NPO法人日本園芸福祉普及協会主催の園芸福祉全国大会が6月15日(土)、東京の三軒茶屋で開催され、参加しました。園芸福祉とは農園芸活動を通じた幸福の追求で、この大会も18年目を迎えました。

今年のシンポジウムの基調講演は、ベストセラーとなった書籍である『女性の品格』の著者である坂東眞理子昭和女子大学理事長・総長で、「高齢社会と園芸福祉活動への期待」という演題でした。講演に先立って予習として『女性の品格』を読んでみました。「日常の生活の折節の中で、自然の花や木の名前を知っている女性は、とても奥ゆかしく魅力的に見えます。」(『女性の品格』p.111)は「花と緑の学校」である本学にとって嬉しい指摘です。また、「・・・カッとなって怒りや、腹立ちを爆発させると気持ちがスーっとします・・・少なくとも腹が立ったとき、悔しいとき、それをストレートに表現するのはやめましょう。」(同p.133~p134)などは女性だけでなく男性にも大変参考になる普遍性のあるひとことです。講演は誠実で品格のあるものでした。

翌日6月16日(日)は見学会で皇居東御苑を訪問しました。これまでの見学会は、園芸福祉を導入した高齢者福祉施設や障害者施設などを訪問することが多かったのですが、今回は皇居東御苑でしたので庭園も見学することができました。

皇居東御苑大手門近く

皇居東御苑

ハナショウブが咲く皇居東御苑の庭園

ハナショウブが咲く皇居東御苑の庭園